【簡単】メールオーダーで思い通りの結婚指輪を作る方法
「住まいが遠方のため、直接代官山に伺うのは難しいのですが、メールや電話のやり取りで注文は可能でしょうか?」
という、ご相談をよくいただきます。また、
「通販でタンタルやハフニウムの結婚指輪を購入したい。」
という、お問い合わせもいただきます。
TOKYO DIAMONDでは、遠方からでもネット注文で思い通りの結婚指輪をお作りさせていただく事が可能です。
オーダーメイドでお作りするので、ボタンをポチッという形での購入とはいきませんが、メールオーダーで簡単に結婚指輪をご注文いただく事が可能です。
ずっと着ける結婚指輪ですので、サイズ合わせはやはり重要です。その点、TOKYO DIAMONDでは、本制作の前にまったく同じ形のアルミ試作を郵送させていただいて確認できますので、不安なくご注文いただけます。
目次
どうやってデザインを決めたらいいのか?
まず、指輪をお作りさせていただくにあたって決めるべき項目は、以下の7つとなります。
1.素材
2.指輪の幅と指輪の厚み
3.指輪のサイズ
4.デザイン(=形状)
5.仕上げ
6.文字列
7.石留め
「デザイン」というと漠然とした話になってしまいますが、この7項目に分解すると考えやすく、そして指輪の仕様はカッチリと、抜け漏れなく、重複なく決まる事になります。
ですので、メールオーダーであっても、代官山にお越しいただいてお打ち合わせをさせていただく場合でも、決めるべき項目は同じく上記7項目です。
それでは、それぞれの項目について、考え方と合わせて詳しくお伝えさせていただきます。
1.素材
素材選びに関しましては、<素材一覧ページ>を、ご覧いただくと分かりやすいと思います。
金属アレルギーにお困りの方には、タンタル、もしくはハフニウムがおすすめです。この2つの金属が、最も安全で金属アレルギーの心配は無く、丈夫で変色も無いので、末永く身につけていただけます。
2.指輪の幅と指輪の厚み
見た目の印象に最も大きく関わるのが、「指輪の幅」ではないかと思います。細かなデザインの差異よりも、むしろ指輪の幅によるボリューム感のほうが、ぱっと見の印象に影響が大きいからです。
<制作記録>には、実際の指輪の幅をミリ表記で記載していますので、参考にしていただけるかと思います。
ちなみに参考までに、男性リングは幅3mm~3.5mmの方が多く、女性リングは、幅2.5mm前後の方が多いです。
逆に、この平均的な幅を超えて、太かったり細かったりすると、個性的な印象が強まります。
指輪の厚みに関しては、サイズとデザインによって、ほぼ自動的に決まる事になりますので、基本的にはお任せいただけたらと思います。
男性リングは厚み1.8mmに、女性リングは厚み1.6mmになることが多いです。
これ以上厚いと、両脇の指への当たりが強く出るので、着け心地の違和感につながりますし、厚みが薄いと、指輪の強度が下がります。通常、1.5mm以上の厚みを確保することをおすすめしています。
3.指輪のサイズ
指輪のサイズに関しましては、「○○号」というのが日本国内での統一規格ですので、ご近所の宝飾店さんでも快く計測してもらえますし、あとは、東急ハンズのアクセサリーコーナーにはサイズ計測具もあるので、それを用いられてもよろしいかと思います。
なお、代官山工房では、15号と16号の間の15.5号や、場合によっては15号よりもわずかに大きい15.25号という1/4サイズも、ご指定いただく事が可能です。
ちなみにリングサイズの計測具(リングゲージ)は、こちらのようなamazonで500円程度で購入できるものでも、正確な計測が可能です。
→ https://amzn.to/4aCuwZ8
4.デザイン(=形状)
デザインに関しましては、これまでにお作りした<制作例一覧>を参考にして、
作例のページのURLをお伝えいただいてもよろしいですし、それをアレンジする場合は、変更点などをお伝えいただければと思います。
また、イメージを言葉でお伝えいただいたり、絵でお伝えいただいても構いません。もちろん参考写真などでお伝えいただくのもよろしいかと思います。
いただいたご希望をもとに、サイズ、指輪の幅も合わせて試作をお作りいたしますので、そのデザインの指を通した時の見た目や着け心地などもご確認いただけます。
5.仕上げ
仕上げというのは、表面加工のことです。
仕上げには大きく分けて、鏡面研磨仕上げとつや消し仕上げがあります。
つや消し仕上げには、サンドブラスト仕上げ、ヘアライン仕上げ、綾目へアライン仕上げなどのパターンがあります。
6.文字列
リングの内側に文字を刻印できます。レーザー加工で金属表面を彫って文字を刻みます。彫り込む深さは0.1mm程度なので、着用感にはほとんど影響がなく、汚れなども溜まったりしない深さです。
文字入れ代金は最大20文字まででしたら、オーダーメイド代金に込みとなります。(デザインによっては文字数の最大が15文字程度に制限される場合もあります。)
フォントも選べますので、こちらの→ <フォントリスト>からお選びいただけたらと思います。
なお、文字刻印の工程は、最終工程ですので、お問い合わせ時には未定でも問題ありません。後日、お知らせいただければと思います。
7.石留め
石留めに関しましては、ダイヤモンドをはじめ、ルビーやサファイヤ、あるいは誕生石も、希望に添った石を留める事が可能です。リング外周にもリング内周にも石留めは可能です。
見積価格について
お見積に関しましては、基本的に「素材」と「指輪の幅」の2要素で決まります。素材と幅ごとの価格を記載した<価格表>もご覧ください。
また、<制作記録ページ>には、実際にお作りさせていただいた制作例の写真画像と合わせて、実際の価格を記載していますので、どうぞご参考にされてください。
なお、上記ページに記載の価格は、それぞれ制作した時点の価格になります。地金相場と為替の影響で価格は変動いたしますので、ご了承ください。
見積希望をお知らせいただけましたら、その時の地金相場に照らして、お見積を出させていただきます。
制作手順について
全体的な流れをお伝えさせていただくと、大まかには次のとおりとなります。
1.デザイン・仕様の決定
2.ご注文の確定(ご入金をもって)
3.材料発注
4.決定した仕様をもとに試作を制作・確認
5.本制作削り出し
6.石留め
7.文字入れ
8.仕上げ
9.完成、木箱に入れてお渡し(ご注文確定から4ヶ月)
タンタルやハフニウムなどの稀少金属は、材料費が高い事もあり、代金のご入金をもって注文確定、そして、いただいた代金で材料を発注する流れをとっております。
材料手配には4〜5週間がかかりますので、その間に試作をお作りして(試作の制作は3週間)、ご確認いただけるように郵送いたしております。
また、進捗状況は、写真画像付きの報告メールをお送りしながら進んでゆきますので、安心なだけでなく、制作過程を楽しんでいただけます。
メールオーダーに関するQ&A
いただきました質問と回答を記載いたします。
質問1:
メールのみで注文を行った場合の注文から完成までの期間を教えてください。
回答:
メールのみで注文を行う場合も、納期は同じです。(2020年1月時点で、納期はご注文から約4ヶ月、デザインの複雑さなど場合によっては5ヶ月)
上記の通り、決めるべき7項目は、対面でお打ち合わせをする場合もメールのやり取りで決定する場合も同じですので、全体的な手順も同じになります。
質問2:
遠方に住んでいる場合のサイズ直し等アフターケアの方法を教えてください。
回答:
お住まいの近い・遠いに関わらず、サイズ直し、あるいは再研磨には対応させていただいております。
受け渡しには、本制作品は追跡ができるヤマト便、試作品の場合はポスト投函で届く郵送を用いています。
ただし、サイズ直しに関しましては、デザインによっては不可能なものもありますので、あらかじめ確認いただけたらと思います。
(この点はお住まいの近い、遠いには関わり無いですが、齟齬があってはいけないので念のため記載いたします)
こちらのようにシンプルなデザインでしたらサイズ拡張、サイズ縮小ともに問題なく可能ですが、
→ https://tokyo-diamond.jp/tantalum20160330/
こちらのようにウェーブがかかった形状や
→ https://tokyo-diamond.jp/tantalum20180920/
メビウスの輪のデザイン、リング外周に石留めを行ったものなどは、サイズ拡張は可能ですが、サイズ縮小は困難となっております。
また、リング内周に石留めを行ったものは、サイズ拡張、サイズ縮小ともに不可能となります。
なお、本制作の前に試作をお作りしていますので、サイズの確認および調整は、試作で試していただくのがよろしいかと思います。
質問3:
サイズ変更やメンテナンスなどの保証のようなサービスはございますでしょうか?
もし、あるとしたら期間はどのくらいでしょうか?
回答:
タンタルやハフニウムは堅牢な素材のため、特にメンテナンスなどに対する保証は設けておりませんが、
サイズ直しに関しましては、お届けから1年以内は、無償でさせていただいております。(デザインによってはサイズ直し不可なものもあります)
これは保証というよりは、季節の変化によって指のサイズが変わる事を見越した対応となっております。
また、お届けから1年以降は、サイズ直しはリング1本につき1万円(税別)、再研磨もリング1本につき1万円(税別)でさせていただいております。
メールオーダーの方法
メールにて、taiyo.chikyu@gmail.com(担当:廣瀬)に、以下の項目を記載して(コピペしてお使いください)お送りください。決めきれない項目は、空欄でも構いません。
男性リング
1.素材:
2.指輪の幅:参考)平均は3.0mm
3.指輪のサイズ:○号
4.デザイン:例)https://tokyo-diamond.jp/tantalum20160330/
5.仕上げ:例)鏡面研磨仕上げ
6.文字列:
7.石留め:
女性リング
1.素材:
2.指輪の幅:参考)平均は2.5mm
3.指輪のサイズ:○号
4.デザイン:例)https://tokyo-diamond.jp/tantalum20160330/
5.仕上げ:例)鏡面研磨仕上げ
6.文字列:
7.石留め:
未決事項につきましては、空欄のままでご相談いただければ、メールのやり取りで決定をサポートさせていただきます。そして、お見積とお支払いのご案内をお送りさせていただきます。
また、メールで伝えるのが難しいという方や、顔を合わせて相談したいという方は、Skype、zoom、googleハングアウト、LINEのビデオ通話などで、オンラインのお打ち合わせをすることも可能です。ご希望日程をお知らせください。
人気のデザイン
メールオーダーの参考に、人気のデザインをご紹介いたします。
人気のデザイン1:究極の着け心地の丸み タンタル素材
こちらは、ハフニウム素材で、シンプルで着け心地のよい結婚指輪をご希望の方におすすめのデザインです。TOKYO DIAMONDでは一番人気のデザインでもあります。
サイズをジャストフィットに合わせると、着けていることを忘れられるほど、体の一部のように指に馴染んでくれます。しかも将来サイズが変わってしまっても鍛造加工を施すことでサイズ縮小もサイズ拡張も自由自在です。
一見すると、ただの丸いシンプルなデザインに見えますが、リング内周にかけての柔らかい丸みから続く外周にかけての美しい丸みを、ここまで洗練するのに、6年にも及ぶ試行錯誤が繰り返されています。一朝一夕には他が真似できない「究極の着け心地」をお約束できるリングの形です。
男性リングでサイズが18号〜14号ぐらいでしたら幅3.0mm、女性リングで11号〜7号ぐらいでしたら幅2.5mmにされる方が多いです。このデザインでしたら、あとはサイズをご指定いただければ制作をお受けさせていただくことが可能です。
こちらのリングの詳細はこちら
→ https://tokyo-diamond.jp/hafnium20180731/
人気のデザイン2:究極の着け心地の丸み ハフニウム素材
こちらは、上記と同じ形状で、タンタル素材のペアリングです。
タンタルの透明感のある鏡面が、もっとも美しく見えるデザインです。
TOKYO DIAMONDでは、この形状で、タンタル素材の場合とハフニウム素材の場合が、人気を2分しています。
こちらのリングの詳細はこちら
→ https://tokyo-diamond.jp/tantalum-ultimate20181101/
人気のデザイン3:メビウスの輪のデザイン
こちらは、メビウスの輪のデザインです。
シンプルだけれど、少しだけ変化が欲しい、そんな方に人気のデザインです。永遠の象徴であるメビウスの輪、というデザインコンセプトがいいとおっしゃる方も多いです。
2010年に開発以来、少しずつ洗練されながら今のかたちになりました。削り出しでこの形状を形作るのは至難の技で、他所が真似できないこの形がどうしてもいい!とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
ねじった曲線的なデザインですが、甘すぎずお揃いで男性が着けてもかっこいいところがポイントでもあります。
やはり、男性リングでサイズが18号〜14号ぐらいでしたら幅3.0mm、女性リングで11号〜7号ぐらいでしたら幅2.5mmにされる方が多いです。このデザインでしたら、あとはサイズをご指定いただければ制作をお受けさせていただくことが可能です。
こちらのリングの詳細はこちら
→ https://tokyo-diamond.jp/hafnium20180618/
以上、ネットで結婚指輪を注文できる、メールオーダーについてまとめさせていただきました。
このコラムの執筆者
タグ:メールオーダー
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