鍛造の結婚指輪・ハフニウムを独自の冷間鍛造でペアリングに
ホームページを見て、結婚指輪の打ち合わせをお願いしたのですが、、、
という、お電話をいただきまして、お作りさせていただいたハフニウムの結婚指輪です。
1つのハフニウムの塊から入れ子状に2つのリングを切り出し、鍛造加工で硬度を上げるとともにサイズを調整し、着け心地のいい丸みに削り出して、お揃いの結婚指輪に仕上げています。
よく鍛造製法は、鋳造製法との違いで語られることが多いのですが、鍛造には更に2種類の方法に分けられます。
【1】叩いたりローラーで鍛造加工をした地金を溶接してリングにする方法
【2】一度も加熱工程を入れることなく鍛造だけで成形する冷間鍛造
一般的な指輪作りでは、【1】の方法のことを指して鍛造製法と呼びます。この方法だけでも、鍛えられてガスが抜けるので鋳造よりは丈夫な地金に仕上がることは確かです。
ただ、本当の鍛造加工のメリットというのは、鍛造加工によって生じた加工応力を地金内に止める加工硬化です。この加工硬化は加熱を入れると応力が逃げてしまうので(焼鈍と言います)、溶接したリングには加工硬化が残っていません。
一度も加熱工程を入れることなく鍛造だけで成形する方法を冷間鍛造(れいかんたんぞう)と言い、例えばシマノ社の自転車のギアの冷間鍛造は有名ですね。
TOKYO DIAMONDでは、指輪作りのための冷間鍛造技術を独自に改良工夫を重ねてきました。もともと硬くて丈夫なハフニウムにも、冷間鍛造加工を施して仕上げています。
プラチナやゴールドの鍛造加工も丈夫にはなりますが、貴金属の鍛造で得られる硬度は最大でもビッカース硬度でHV100〜HV130程度。鍛造ハフニウムのビッカース硬度はHV200以上になります。
金属アレルギーにならない純ハフニウム素材を、鍛造で丈夫な地金に叩き上げ、究極の着け心地に削り出す。シンプルなリングですが、世界でどこも真似できないTOKYO DIAMONDのオーダーメイドリングです。
ハフニウム ペアリングオーダーメイド 幅3.5mm(左)と幅4.0mm(右)
ペアで¥366,120(税・送料込み)
ご注文・ご相談の方法はこちらをご覧ください。
→ https://tokyo-diamond.jp/order/
冷間鍛造で作るハフニウムの結婚指輪は、こちらにまとめました。どうぞご覧ください。
→ https://tokyo-diamond.jp/voice-hafnium/
タグ:リング
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