金属アレルギーで悩んでいる彼女へのプレゼントでオススメを紹介

男性にとって、女性へのプレゼント選びは難しいもの。クリスマス、バレンタイン、誕生日、記念日など、年に何回か訪れる機会に頭を抱える方も多いのではないでしょうか。

とはいうものの、プレゼントの永遠の定番は何といってもジュエリーやアクセサリーですね。女性を美しく輝かせ、引き立たせるジュエリーは、いくつあっても嬉しいもので、年代を問わず喜ばれること間違いなしでしょう。

しかし、相手が金属アレルギーを持つ女性の場合どうでしょう?
ジュエリーを贈ることを諦めなければならないのでしょうか?

そんなことはありません。

金属アレルギーの女性も、ジュエリーを楽しみたいと思っているはず。身につけることができるアイテムが限られているからこそ、肌トラブルの心配がなく使える、アレルギー対応のジュエリーをプレゼントすると喜ばれるのではないでしょうか?



原因金属の把握や情報収集を

現代は、金属アレルギーに悩む方が少なからずいらっしゃいます。

また、何の金属に反応してアレルギーが出るのか、どのような症状が発症するのかには個人差があり、対応が難しい問題でもあります。

ただ、一度発症してしまうと、その体質が元に戻ることはないと言われていますので、それ以降はその金属を使うことはできません。

まず、彼女がどの金属でアレルギーが出るのかがわかっていれば、それを避ければ良いわけです。わかっていない場合、パッチテストを受けて反応の出る金属を特定することもできますが、そこまでするほど深刻でもない、というのでしたら、アレルギーの出たことのあるアクセサリーや、どのような症状が出たかなどを確認するなどして情報収集をしておきましょう。

ちなみに最もアレルギー反応が出やすいアクセサリーはピアスで、ネックレスや指輪ならほとんど問題ないという方もいらっしゃいます。そのような場合もアレルギー対応のアイテムを選ぶに越したことはありません。



贈ってはいけない金属とは?

金属アレルギーは、汗や体液などによって溶け出した金属イオンが人体に入り込み、タンパク質と結合しアレルゲンとなることが原因です。

それゆえ、汗や体液などによって溶け出さない金属=イオン化傾向の低い金属、ほどアレルギーを起こしにくいということになります。

アレルギーが出やすいものを順に挙げると、ニッケル、コバルト、スズ、水銀、亜鉛、パラジウム、クロム、鉄、アルミニウム、銅、ルテニウム、プラチナ、イリジウム、銀、金という順になります。

アクセサリーによく使われる金属で注意しなければならないのが、ニッケル、クロム、亜鉛、パラジウム、銅です。

これらはイオン化しやすい金属で、少しでも含まれているとアレルギーを起こす可能性があります。

逆に金やプラチナなどの貴金属は、イオン化傾向が低い金属なのでアレルギーを起こす原因にはなりにくいです。

しかし、世の中に出回っている宝飾品のプラチナは、プラチナ900という、パラジウムを10%混ぜて硬くしたプラチナパラジウム合金です。

また18金ゴールドというのは、銀と銅を各12.5%混ぜている金・銀・銅の合金です。

金やプラチナでのアレルギーの可能性は低いのですが、含有されている銅やパラジウムでアレルギー反応を起こす方が少なくありません。

金属アレルギーの女性にアクセサリーを贈るときは、メインの金属だけでなく、含有されている金属が何かということまで気を使う必要があります。

例えばピンクゴールドは華やかなピンク色が女性に人気ですが、成分の半分近くが銅なので、金属アレルギーのトラブルが起こりやすいのが難点です。ゴールドのジュエリーはそれなりに価格も高いので、金属アレルギーで着けらないものだった、となったらプレゼントをした方も、プレゼントをもらった方も、どちらもなんだか残念な気持ちになってしまいます。



アレルギーを起こさないレアメタル

これらよりも、金属アレルギーを起こす可能性が低い金属があります。

それはチタン、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブ、タンタルです。

これらはバルブメタルという金属群に属し、歯科金属や人工骨などの医療用途にも使われる金属で、安全性については、一般にアクセサリーとして出回っている金属より優れています。

金属アレルギーの方に特におすすめなのは、タンタルとハフニウムです。

これらは産出量や流通量が少ないレアメタルです。採れる地域も限定されており、タンタルはアフリカや中央アジア、ロシア、ブラジル、ハフニウムは主にオーストラリアで産出しています。

この2つの金属は汗などはもちろん、強酸や化学物質にも溶ける心配がなくイオン化によるトラブルがありません。

温泉や海水に浸かっても影響を受けませんし、錆びないだけでなく、変色やくすみも起こりません。全物質中で最高レベルの耐食性を持つ安全性が高い金属です。

その上、宝飾品としての美しさはゴールドやプラチナに劣りません。タンタルは黒っぽい輝きを持ち、ハフニウムはプラチナのような銀白色で、どちらも見た目にも高級感があり、目の肥えた女性でも満足されることと思います。


金属アレルギーの女性にアクセサリーやジュエリーをプレゼントする場合は、どの金属がいいのかをあらかじめよく話合い、また、デザインも自由に決められるオーダーメイドにしてはいかがでしょうか。

オーダーメイドだとサプライズにはならないかもしれませんが、選ぶ楽しさやでき上がるまでの過程を二人で共有できるなど、また違った楽しさを味わうことができると思います。

タンタルやハフニウムのオーダーメイドジュエリーは、こちらにそれぞれストーリー付きで公開しています。
https://tokyo-diamond.jp/category/new-creation/



プレゼントにオススメのネックレス

プレゼントにするなら、ネックレスもおすすめです。

<こちら>に、金属アレルギーに配慮してお作りしたネックレスについてまとめています。



プレゼントにオススメのエタニティリング

他、奥様へのプレゼントとして喜ばれること間違いなしなのが、こちらのダイヤモンドをふんだんに使ったハフニウムのエタニティリングです。結婚指輪との重ね付けにも似合うデザインです。

生涯、金属アレルギーの心配をしなくていい!ハフニウムのエタニティリング

ハフニウムのエタニティリングにご興味のある方は<こちら>に価格や詳細をまとめています。


他、サプライズでプレゼントを送りたい場合など、金属アレルギーに配慮したジュエリー制作につきまして、個別の事情などもあるかと思いますので、お気軽にご相談ください。

素敵なプレゼントの実現に、お役に立たせていただきたいと思っています!



このコラムの執筆者


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