よくある質問

Q31:レアメタルの指輪は硬くて、骨折したときに切ったりできず、危険だと聞いたのですが、心配です。

A:おっしゃっているのは、おそらくタングステンの指輪のことだと思います。タングステンの指輪(炭化タングステン)は、硬度が非常に高く、切断ができないため骨折など緊急時に危険な事もあります。

一方で、タンタルやハフニウム、ジルコニウムなど、当方で扱っているレアメタルは、確かにプラチナと比べれば、2〜3倍近くの硬さがありますが、緊急の際は、ニッパーを使えば男性の握力で充分に切断できる硬さです。

硬度比較の一覧を記しておきたいと思います。

<ニッパーで切断可>
・プラチナ HV50〜70
・タンタル HV140〜150
・ハフニウム HV190〜200
・ジルコニウム HV180〜190

<ニッパーで切断不可>
・タングステン(炭化タングステン) HV1300〜1500



Q30:タンタルの指輪なら金属アレルギーにならないと聞きました。
それは何故なのですか?分かりやすく、教えてください。

A:金属アレルギーは、汗で溶け出した金属が、原因になって起こります。

一方で、タンタルは、酸にもアルカリにも、また薬品にも溶けない金属です。金やプラチナも溶かしてしまう最強の酸である王水にさえ溶けません。

ですので、金属が全く溶け出さないため、金属アレルギーの原因になりえません。金でもプラチナでも金属アレルギーが出てしまう、超過敏な方でも、タンタルでしたら、大丈夫です。

実際、タンタルは金属特有の金属臭はなく、全くの無味無臭。
飲み込んでもそのまま排出され、人畜無害です。



Q29:彼女が金属アレルギーがひどいのでタンタル、ハフニウム、ニオブ、ジルコニウム、チタンのいずれかで結婚指輪を作りたいと考えています。
それぞれ相場はおいくらくらいになるのでしょうか?
また支払いはどのタイミングなのでしょうか?
デザイン、注文確定か指輪が完成して受け渡しの時なのでしょうか?

A:ハフニウム、タンタル、ニオブ、ジルコニウム、チタンの結婚指輪は、指輪の幅によって価格が決まります。(デザインによっては価格は、基本的に変わりません。)

目安として、平均的な細身の幅3mm、男性リング19号・女性リング10号でしたら、ペアで、以下の通りの価格となります。(2018年12月9日時点)

ハフニウムはペアで36〜37万円
タンタルはペアで33〜34万円
ニオブはペアで33〜34万円
ジルコニウムはペアで31万円前後
チタンはペアで24万円前後

こちらに、あとは石留めを行なう場合は別途プラス料金となります。(文字入れは、プラス料金はかかりません)

支払いのタイミングにつきましては、稀少金属は材料費が高い事もあり、代金のご入金をもって注文確定。そして、いただいた代金で材料を発注、そして実制作開始という流れになります。

ですので、お打ち合わせ後、その日のうちにお見積をお送りさせていただきます。

また、本制作を進める前に、試作を無償でお作りいたしております。

全体的な流れとしては、次の通りとなります。

●制作手順
 1.デザイン・仕様の決定
 2.ご注文の確定(ご入金をもって)
 3.材料発注
 4.試作制作
 5.本制作削り出し
 6.文字入れ
 7.仕上げ
 8.完成、木箱に入れてお渡し(ご注文から約4ヶ月)

制作の進捗状況も随時、お知らせさせていただきながら、制作を進めさせていただきます。



Q28:御社で指輪を購入したいと考えていますが、依頼した場合、完成までどのくらいかかるものでしょうか?

A:使用する材料によりますが、大体、注文から4ヶ月を見ていただければと思います。(イリジウムの場合のみ約5ヶ月をいただいております。)

なお、今後の進め方につきましては、代官山までお越しになり、サンプルなどをご覧いただきながら、デザインを決めてゆくことも可能ですし、

メールのやりとりのみでも、デザインや仕様を決定して、制作をお受けさせていただくことも可能です。

メールのやりとりの場合は、以下をご参考にいただければと思います。
参考ブログ記事:メールオーダーで思い通りの結婚指輪を作る方法



Q27:クレジットカード払いは可能でしょうか?
クレジットカード払いでも手数料がかからないのであれば、クレジットカード払いでお願いします。

A:クレジットカード決済は可能です。
クレジットカード払いは、paypalという決済システムを用いますが、手数料は事業者である当方持ちとなりますので、お使いいただければと思います。

なお、クレジットカードは、Visa、MasterCard、JCB、AmericanExpress、UnionPay、がお使いいただけます。

見積金額が確定次第、Paypalでの決済案内を、別途メールでお送りさせていただきます。(Paypalのシステムのほうからメールが届きます。)

そのメールの案内に従って、お手続きいただければと思います。



26:カナダ在住なのですが、注文可能でしょうか?
様々なアレルギーがあり、強度が強いものが良く、タンタルに興味を持ちました。彼は指輪をしない為シングルで考えています。ほか、納期、金額を教えて頂きたいです。

A:カナダ在住でも、決済はpaypalを用い、お届けはDHLで出来ますので、ご注文可能です。

納期につきましては、4ヶ月ほどの制作期間が必要となります。

価格につきましては、指輪の幅によって決定しますが、

タンタルリング 幅2.1mm〜3.0mm
157,000円(税別) *2018/10/24時点
送料・保険料は、別途となります。



Q25:廣瀬様が考える、他の大手宝飾企業が、廣瀬様のような事業に手を出さない理由は何でしょうか?

A:それは、大量生産向きではない制作方法にあると思います。

ハフニウム、タンタル、ニオブ、ジルコニウム、イリジウムいずれも高融点なので、鋳造には向かず、粘土細工をして金属に置き換えるという大量生産の作り方ができないためです。

あとは、もし大手が参入していたら、僕が行なっていないです(笑)



Q24:一度打ち合わせをさせて頂きたいのですが、予約を取るとしたら、どのくらい前に連絡したら良いでしょうか?また、打ち合わせの時間ですが、おおよその目安を教えていただけると嬉しいです。

A:ご予約につきましては、直前でも、予約枠が空いていれば問題ないのですが、土日は、直前だと埋まってしまっていることも多くあります。

ですので、1週間ほど前にお知らせいただけしたら、比較的、ご希望の日時の予約が取りやすいのではないかと思います。

お打ち合わせは、ほとんどの方が、約1時間ほどで十分かと思います。

ご予約は、お電話(080-7826-6811担当直通・8時〜23時)でもよろしいですし、
こちらの→フォームからでしたら、24時間以内に折り返しさせていただきます。



Q23:試作を数日間着用しまして、どちらも一回り小さくしていただこうかと思っています。
男性用 12号→11.5号
女性用 11号→10号と10.25号で迷っています。
石鹸やハンドクリーム等で抜けてしまうのですが、皆さんどのくらいの大きさにされているのでしょうか?

A:やはり抜けないサイズがよろしいかと思います。
ずっと付けるものですので、ふとした時に抜けるサイズ感ですと、気になってしまうからです。

指の形には個人差がありますので、一概には言えないところですが、窮屈さや圧迫感を感じなくて、かつ、簡単には抜けない、というのが、ジャストサイズだと思います。

ちなみに1号=内径0.33mmですので、0.25号は0.08mm、髪の毛一本が約0.1mmですから、このわずかな違いは、最終的には好みの範囲かと思います。



Q22:必ずペアでの注文でなくてはならないのでしょうか?単品で依頼することは可能ですか?

A:ペアでなくとも、おひとつからお作りさせていただくことが可能です。
ご自身のために注文される方もいらっしゃいますし、プレゼントとして注文される方もいらっしゃいます。

価格につきましては、基本的にペアの場合の半分を想定していただければと思います。

価格表は、こちらです。



Q21:10年ほど前にプラチナの結婚指輪を購入したものの、ここ2年ほど前から妻の指に金属アレルギー反応が見られます。
そちらでのレアメタルの指輪に更新できないかと検討していますが、問題は更新してまたアレルギーが出ないかどうかが気になります。事前にアレルギーが出ないかチェックはできるのでしょうか。

A:金属アレルギーのテストにつきましては、医療機関で行っていただくのが、もっとも確実かとは思うのですが、当方で扱っているタンタル、ハフニウム、ジルコニウムなどは、検査項目には含まれていません。(マイナーすぎるのだと思います)

ですので、もし、ご希望でしたら、こちらのブログ記事に記載の通り
→  https://ameblo.jp/ringology/entry-12277463814.html(

材料の端材を研磨して、お届けさせていただきますので、バンソウコウなどで、肌に密着させてテストいただく形がよろしいかと思います。

なお、この方法は、医療機関による正式な検査ではなく、あくまで、指輪としてお作りするものと同じ素材を、同じ表面状態にしたものをお試しいただくサンプルという位置付けになります。その旨はご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。

ちなみに、タンタルは、金属アレルギーは100%無いとお約束できますので、もし仮に、テストをされないとしても、金属アレルギーの心配はないかと思います。その旨を一応、お伝えさせていただきます。



Q20:金属アレルギーは確かなのですが、何が原因かわかりません。
相談しに行く前にアレルギー検査に行ったほうがよいですか。

A:金属アレルギーの検査はされても良いかとは思いますが、金属アレルギーの心配がないタンタルやハフニウムなどの金属は、パッチテストのテスト項目には含まれていません

ですが、仮にテストをしないとしても、タンタルは、100パーセント金属アレルギーの心配はないので、安心して身につけていただけます。

もちろん、これまでに金属アレルギーが発症したという報告も受けていません。

ですので、一般の宝飾店では金属アレルギーのテストを受けてくださいと、言うのが常套句になっていますが、実際的には、タンタルをお選びになれば、検査は必要ないかと思います。



Q19:そちらに伺って打ち合わせが出来れば一番なのですが、遠方なので、メールでのやりとりで作って頂くことは可能でしょうか?

A:メールのやり取りでも思い通りの結婚指輪をお作りさせていただく事が可能です。

きめ細やかなメールのやり取りと、仕様が固まった時点で試作を一度お作りし、郵送で試作をご確認いただけますので、不安なくご注文いただけます。

まず、指輪をお作りさせていただくにあたって決めるべき項目は、以下の7つとなります。

1.素材 
2.指輪の幅(と指輪の厚み)
3.指輪のサイズ
4.デザイン
5.仕上げ
6.文字列
7.石留め

この7つさえ決まれば、指輪の仕様はカッチリと、抜け漏れなく、重複なく決まる事になります。

メールのやり取りであっても、代官山にお越しいただいてお打ち合わせをさせていただく場合でも、決めるべき項目は同じく上記7項目です。

指輪のデザイン決め、と言うと、なんだか難しそうに聞こえますが、上記7項目に当てはめて、お知らせいただければオーダーメイドができるので、お急ぎの方や遠方の方は、どうぞお役立てください。

それぞれの項目の決め方や考え方は、以下のブログ記事に、詳しく書かせていただいておりますので、ご参考にされてください。

ブログ記事:【簡単】メールオーダーで思い通りの結婚指輪を作る方法



Q18:遠方なのですが、発送はしていただけますか?

A:国内でしたら、ヤマト便にて、発送をさせていただくことが可能です。

ちなみに、完成品は配達状況の追跡ができるように、ヤマト便を使って発送していますが、

試作をお送りする際は、試作はアルミニウムで出来ており、それほど高価ではなく、また、受け取りの必要がないように(ポスト投函)、普通郵便でお送りさせていただいております。



Q17:イリジウムの一つの塊から、2つのリングを取っているのを拝見しましたが、男女のサイズがどの程度離れていたら、1つの材料から2つのリングが取れるのでしょうか?

A:ふたつのリングを取る場合、切りシロが0.3mmで、リング厚みが最低でも1.5mm必要として、直径で3.6mmの差が必要になります。

リングサイズにして、11号分ということになります。(リングサイズは1号あたり直径0.33mmです。)

追記:このイリジウムの材料取りの方法は、失敗の確率が高いことから、2017年以降お受けできない事になりました。



Q16:レニウム製の9号の指輪を検討しております。
(1)材料の持ち込みは可能でしょうか?
(2)可能な場合、原材の大きさはどの程度必要でしょうか?
(3)可能な場合、費用と納期はどの程度と想定されますでしょうか?

A:(1)レニウム材料の持ち込みにつきまして
→もちろん可能です。

(2)指輪を作るために必要なレニウム材料の大きさにつきまして
→指輪自体の体積は多くありませんが、レニウム材料は、曲げたり、鍛造したりという加工が出来ないので、塊から削り出して指輪の形を作ることになります。

ですので、9号の指輪でしたら、外径、19.00、内径15.66mm、幅3mmがすっぽり収まるように、直径19mm以上×厚み3mmの円盤型材料、あるいは19mm角×厚み3mm以上の板材料が必要、ということになります。

(3)費用と納期につきまして
→ご希望のデザインにもよりますが、おそらくは、15万円の内側に納まると思います。(試作代金、税、送料込です。)

納期は、私のところにレニウム材料が届いたところから、3ヶ月ぐらいをみていただければと思います。

制作の流れは、
1.お客さまのほうで材料手配。
2.アルミニウムを使って、実際と同じサイズ・デザインで試作
3.届いた材料をお持ち込み
4.レニウム材料をレーザーでリング形状にカット
5.試作のとおりにダイアモンド工具を使ってレニウムを成型
6.磨き上げて仕上げ・完成
7.お届け(手渡しももちろん可能です。)

となります。どうぞご検討ください。



Q15:例えばHPにあるようなイリジウムとチタンを組み合わせたリングを作った場合、2種類の異なる金属が触れることで、電池様の作用が働き、若干の化学反応が起こる可能性はないのでしょうか?

A:確かに、イリジウムとチタンでは、イリジウムのほうが貴な金属なので、電池になってガルバニック反応が起きているかも知れません。

ただ、電流が発生すれば、チタン表面で陽極酸化が起き、チタンの酸化膜は不伝導体なので、ある程度の膜厚になった時点で、電位差と電気抵抗が釣り合う事になりガルバニック反応は止まります。かなり極薄のチタン酸化膜ができた時点で釣り合うはずです。

また発生した酸化チタンは非常に反応性が低く無害です。

ちなみに白色顔料として使われる酸化チタンが、ファンデーションとして化粧に使われていることからも、無害性は想像出来ると思います。



Q14:外側は少しデザインがあってもシンプルなもので、内側に小さなマークと日付を入れたいと思っています。細めで良いと思っているのですが、2本で20万円くらいで考えています。そうなると、素材は何を使用できるのか教えていただきたいです。

A:価格を抑えたい方向けに「セミオーダー」のサービスをご用意いたしております。

セミオーダーは、幅2mm、デザインは1種類、試作なし、文字なし、木箱なし、と条件は、少し限られますが、

ハフニウムでしたら、ペアで240,000円(税別)
タンタルでしたら、ペアで200,000円(税別)
ニオブでしたら、ペアで200,000円(税別)
ジルコニウムでしたら、ペアで120,000円(税別)

で、お作りすることが可能です。
他、ピンクゴールド、オレンジゴールド、イエローゴールド、グリーンゴールドなどゴールドも、セミオーダーでしたらタンタルと同価格帯になります。

セミオーダーの詳細は、以下にまとめております。
ブログ記事:タンタルの指輪やハフニウムの指輪を低価格に抑えるには??

なお、セミオーダーの場合の文字入れにつきましては、無しになってはおりますが、1つご提案させていただけることとして、セミオーダーで納品させていただいた指輪を、ご自身で、刻印加工屋さんに文字入れ依頼をされる事で、お好きな文字刻印を入れることは可能です。

その場合は、懇意にしている刻印加工屋さんをご案内させていただきます。



Q13:公開されてますイリジウムリングを見る限り太めで厚いデザインのものだけようですが、薄く細身のリングは可能でしょうか?お見積もりしていただけますでしょうか。打ち合わせとのことですが、私達は名古屋に住んでおりますので足を運ぶ時間が限られております。幸いデザインがはっきりと決まっておりますので、可能でしたらサンプルが出来たところで初打ち合わせをして細かな部分を詰めていくというのはいかがでしょうか?

A:イリジウムの細身リングは、もちろんお作りすることは可能です。

薄さでいえば、1.2mm以上、幅でいえば、2mm以上あれば制作可能です。

見積についてですが、イリジウム価格が暴騰ということで、半年前の2倍以上に上がっているようです。詳しい背景は、ブログにも書きました。

それで、お送りいただいた写真画像のリングをイリジウムで作ろうとすると、ペアで、75万円前後になります。(2011年4月現在)まだまだ高騰が続いているそうで、このお見積は1週間かぎり有効です。

制作の手順としては、お払いをいただき次第、注文確定。そして、材料を手配を進める。そして、材料手配をしている間に、試作でデザインを吟味しながらつめてゆく、となります。

かぎられたご来訪の機会を活かすためにサンプルを試作後、お打ち合わせをして細かな部分を詰めていくことにいたしましょう。



Q12:保証について教えてください。
①完成後のサイズ直し
  ・可能な期間(永年 or 有限)、
  ・料金
  ・印字対応(彫り直しになるか)、お預け期間、
またその料金
②磨き直しは依頼できるか、またその料金

A:サイズ直しに関しましては、お届けから1年以内は、無償でさせていただいております。

1年以降は、リング1本あたり10,000円(税別)で、お受けいたしております。サイズ修正にかかる期間は、3週間〜4週間です。(その時の制作の混み具合によります)

なお、基本的には、サイズ修正は鍛造加工で、延ばしたり、絞ったりして行ないますので、文字は消えたりはしません。

ただ、デザインによっては鍛造加工が出来ず、その場合は、削ってサイズ拡張をするため、文字刻印部分も削り落としてしまいます。
再度文字入れを行う場合は、別途12,800円(税別)の実費が発生します。
この場合、サイズ修正+再度文字入れ+仕上げで、合わせて5〜6週間ほどがかかります。



Q11:イリジウムのリングについて質問なのですが、文字入れは可能でしょうか?

A:イリジウムリングへの文字入れの方法は、いまのところ2種類ありまして、

ひとつめは、ダイアモンド工具を使った「手彫り」です。かなり表現に制約がありますが、雰囲気のある文字が入ります。

もう一つが、レーザーマーキングを使った文字入れです。カッチリした文字を入れるなら、レーザーがおすすめです。また絵柄などもデザインして入れることもできます。



Q10:Ir地金は鍛造品ですか?
純度はどれくらいありますか?分析表とか、鑑定書をつけることも可能ですか?
Irの合金でリングを作ることは可能なのでしょうか?
Irと話は変わってしまいますが、ロジウムのリングなんかも可能ですか?

A:イリジウムリングは、粉末材を熔解して作ります。歩留まりを考慮して、プラズマ焼結に移行することも考えています。

純度は、Ir1000です。鑑定書はお付けしていないですが、材料の分析表はお付けできます。

Ir合金に関しましては、白金Ptとの合金で、Pt900-Ir100はよく出していますが、Pt800-Ir200ぐらいまでは、Irの比率を上げられると思います。

ロジウムについては、今のところ扱ったことがありません。
メッキはすごい硬いということは聞いていますが、すみません。これはわからないです。

追記:ロジウムの指輪も実現しました。こちらをご覧ください。



Q9:イリジウムの指輪について質問です。
どんな形状にでき、どんな形状が不可能で、いくら位でできるのか教えてください。

A:まず形状につきましては、削って作り出せる形状ならば、どういう形でも可能です。イリジウムは他の金属のように、たたいたり曲げたりして造形することはできず、削り出しのみで造形します。

ただ、デザインにもよりますが、塑性変形しないので、石留めはすごくしづらい素材です。

アルミで試作を作りいたしておりますので、造形や仕上げなどのデザインを決めて、本番のイリジウムリングを制作する、という方法をとるのがいいと思います。

価格につきましては、2010年現在イリジウムの高騰が続いており、相場の変動に応じて価格が決まるのですが、基本的には、重さから換算します。

先ほども申し上げた通り、イリジウムは削り出しでしか造形できないので、完成形がすっぽり収まるドーナツ形状の外径・内径・幅で、体積と重さが決まり、価格が決まります。

だいたいですが、外径22mm・内径18mm・幅4mmぐらいの細身の男性のリングで¥25万〜(2010年現在)、女性のリングで、サイズも小さければ、もう少し低価格になります。納期は、3か月ほどいただいております。

この価格もデザインによって異なりますので、イメージや理想の形など、ご相談いただければと思います。 



Q8:サンプルモデリングで、デザインを決めることについて、料金や手順など詳しく教えてください。

A:世界にたったひとつのオリジナルデザインの完成イメージを描くために、ザクザク削ることが簡単な快削アルミニウムを使って、実際にお作りするレアメタルのジュエリーと同じデザイン・同じサイズ・同じ文字・同じ仕上げの試作をお作りします。

共同で彫刻を作り上げてゆくような体験になると思います。

実際にお会いするのが一番いいですが、遠方の場合、写真画像を元に試作をお作りして、郵送でお送りすることで形を決定してゆく事が出来ます。

ただし、素材が置き換われば、同じデザインでも雰囲気や印象は異なることがあります。それもまた、稀少な素材の持ち味であり、違いこそが素材感の面白さとしてお楽しみいただければと思います。

1つの試作につきまして、20,000円(税別)の制作費をいただいております。なお、オーダーメイドをご依頼の方には、試作はそれぞれ1オーダーにつき1つの試作を(ペアリングをオーダーの場合は、ペアの試作を)、無償でお作りさせていただいております。試作の制作期間は約3週間です。



Q7:ジルコニウムの色について、微妙なニュアンスもオーダーメイドできるとありますが、オンラインでも注文は出来ますか??

A:もちろん、お会いしてお見せできるのが理想ですが、メールでご希望をお伝えいただいた上で、ジルコニウムの発色サンプルをお作りし、画像データと郵送でのやり取りで、オーダーメイドをお受けさせていただくことが可能です。



Q6:廣瀬さんは、元々どんなことをやっていた方なのですか?

A:僕は元々は、大学では現代美術を勉強していました。現代美術のアーティストになろうと思っていたのです。

大学は、筑波大学だったので、総合大学ということもあり、他分野の授業、例えば工学系の授業や、物理学系の実験装置を作る授業なども、積極的に参加をして、アートとサイエンスを掛け合わせた中から、何か、作品を作れないかということを、ずっとやってきました。

そんな中で、指輪と元素(レアメタル)を組み合わせた作品作りをはじめて、今にいたります。

また一時は、コンサルティング会社でも働いた経験から、問題解決の視点で、金属アレルギー対応の指輪を開発しました。

妻が(当時は彼女でした)、金属アレルギーで悩んでいたということも、金属アレルギーの大変さを身近に感じて、開発の情熱になったという背景もあります。



Q5:イリジウムの指輪が制作可能と聞きましたが、お願いできますか?
また、色や硬さ、性質などはどのようですか?

A:はい、可能です。イリジウムは、プラチナよりも若干明るい白色無彩色の金属で、硬度が高いです(HV340程度)。他、オスミウムと並ぶ全物質中最高の比重(22.6)、最高の耐食性を持ち腐食や変色はしない、など、指輪として素晴らしい性質を持ちます。

ただ一方で、鋳造は出来ない、鍛造も出来ないなど、加工上の制約もありますので、お作りになりたいデザインが実現できるかどうかは、ご相談いただけたらと思います。



Q4:ブログにあった5.8Nの超高純度鉄でのリング、6Nでの製作は可能ですか?
また、純度を証明する書類は添付可能ですか?

A:5.8Nが、2010年5月現在、量産として手に入る、最高純度の鉄です。

また、純度を証明する書類(ミルシート)は添付可能ですが、5.8Nは、チャンピオンデータであり、証明書の表記上は5Nと記載されます。



Q3:ペアリングをオーダーした場合、オーダー料や文字入れの料金は、記載の金額を二倍にしたものを考えればよろしいのでしょうか?

A:基本的には、オーダー料に関しましては、リング一本分の2倍と考えていただいてよろしいかと思います。

追記:ハフニウムを素材に用いる場合は、ハフニウムの特殊な材料取りの方法から、ペアリングでお作りすると、歩留まりが良くなり割安になります。

ハフニウムの特殊な材料取りの方法については、こちらのブログ記事をご覧ください。



Q2:タンタルのリングの場合、ロウ付けができないとのことですが、サイズ直しは不可能ということなのでしょうか?

A:タンタルはじめバナジウム族の3金属は、ロウ付けや溶接は困難ですが、展延性に優れる金属です。なので、伸ばしたり縮めたりなどしてサイズ調整可能です。デザインにもよりますが、完成後でも3号分ぐらいは問題なく調整できます。



Q1:オンラインでの取引だけでなくて、そちらまで伺って、実際にリングを見て、注文することは可能でしょうか?

A:もちろん可能です。
代官山までお越しいただけましたら、タンタル、ハフニウム、ジルコニウム、イリジウムはじめ、様々な素材やサンプル、素材の組み合わせなどもご覧いただけます。

実際に見て、触れて、指を通して感じていただいて、その上で、制作をご依頼いただけたらと思います。

これだけの種類の希少金属素材を用意している指輪のお店は、世界でも他のどこにもありませんので、貴重な体験だった、とおっしゃっていただく方も多いです。

お打ち合わせは予約が必要ですので、こちらからご予約ください。

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