素材一覧


TOKYO DIAMONDでは、素材にとことんこだわっています。

全118の元素、うち85の金属元素をすべて検証し、指輪として安全性と安定性を約束できる金属は、全部で17種類の金属と確認しました。

その中でも、アレルギーフリーな5種類の金属、タンタルTa、ハフニウムHf、ジルコニウムZr、ニオブNb、チタンTi、と
アレルギーが少ない6種類の金属、イリジウムIr、プラチナPt、金Au、ルテニウムRu、レニウムRe、ロジウムRh、を
厳選して指輪をお作りしています。

このページでは素材選びの参考にしていただけるように、それぞれの素材の特徴や、見た目など、網羅してまとめました。ぜひ指輪の素材について真剣に考えるきっかけにしていただけたらと思います。




●イリジウム  原子番号77 比重22.5 ビッカース硬度420HV 融点2454℃

宇宙でもっとも存在量が少ない金属元素。

金属の王。貴金属の王であると言えるのが、このイリジウムです。
比重もオスミウムと並んで全物質中でもっとも重い22.5g/cm3。

白金族元素の一つで、同じく白金族元素であるプラチナよりも美しく、白く輝きます。
また、プラチナの8倍以上の硬度があり、キズはつきづらく、酸にもアルカリにも溶出しないので、金属アレルギーの心配も非常に少ない、変色もない、という宝飾品に最高に適した性質も持ちます。

ただ、デメリットとして、サイズ修正が困難な事と(サイズ拡張する場合は削って大きくします。サイズ縮小する場合は別の素材を嵌合します。)、石留めが基本的に不可能なことが挙げられます。

融点は2454 °Cと非常に高いことから、熔解加工では扱えない純イリジウムを、代官山工房では独自に開発し、指輪として実現しました。
純イリジウムの指輪は、日本で唯一ここでしか手に入りません。

イリジウムの指輪の制作例一覧は、こちら




●タンタル  原子番号73 比重16.7 ビッカース硬度150HV 融点2998℃

金属アレルギーに悩む方へ、100パーセント金属アレルギーの心配がない金属素材です。

大気中で不動態となり、不動態膜が化学的に非常に安定なため、酸やアルカリにも不溶で、最強の酸である王水にさえ反応しません。この化学的性質から、金属アレルギーの心配が完全にない唯一の金属が、このタンタルです。

医療分野で人工心臓のパーツや人口骨などにも用いられる、人体にとって適合性が高い安全な素材。温泉やその他化学薬品によってもまったく変色は起こらず、1000年後でさえ同じ美しい黒い輝きを保ちます。

硬度がプラチナの2.5倍ほどあり、キズや変形にも強いので、メンテナンスなどを気にすること無く毎日身に着けることが可能です。

しかも、代官山工房では、独自改良を重ねた鍛造技術により、サイズが変わってしまっても、サイズ拡張・サイズ縮小ともに修正が可能ですので、一生身に着けることができます。

安全性と堅牢さ、そしてサイズ直しをしながら長く大事に身につけられる。この3つを高いレベルで満たす素材は、このタンタルとハフニウムだけです。ずっしり重厚で、透明感のある黒い輝きは、他のどの金属とも似ていません。

地殻存在度は2ppm。入手が困難な材料であり、鋳造による大量生産ができず、削り出しでしか指輪の形状に成形できないため、プラチナの場合の価格と、ほぼ同等の価格になります。

鉱物産地は主としてオーストラリアで、コルンブ石としてニオブとともに産出します。代官山工房では、精製された純度99.98%のタンタルを鍛造加工と切削加工を組み合わせて、指輪に加工します。

タンタルの指輪の制作例一覧は、こちら




●ハフニウム  原子番号72 比重13.3 ビッカース硬度200HV 融点2222°C

ハフニウムは、金属アレルギーの心配がない素材の中で、もっとも白い銀色に輝く金属です。プラチナに近い白さがある上に、硬度はプラチナの3倍以上あるので、キズや変形に対して十分な強さがあります。

地殻存在度が5.3ppmと低く入手困難で材料価格が高いため、プラチナと比べて若干価格は高くなりますが、耐久性があるので、ずっと着け続けても、曲がらない・キズに強い、メンテナンスがいらない、など、長い目で見るとコストパフォーマンスはプラチナを大きく上回ります。

また、耐食性も全物質中で最高レベルのため、長年の着用による変色も起こりません。温泉や海水、その他洗剤や日常で触れる可能性のある化学薬品でも変色しません。

着けていて、壊れる心配をしなくていいのは男性にとっても気楽なことです。

そして、この耐食性、丈夫さ、白色の美しさから、ダイヤモンドとの組み合わせにも適します。

ただ、デメリットとして、融点が高いために鋳造加工ができず、大量生産ができないここと、ロウ付けや溶接ができないため、大きな石をツメ留めする婚約指輪には向きません。一方で、ずっと着用を続けるシンプルな結婚指輪(ペアリング)の素材としては、もっとも優秀な素材と言えます。

鉱物の産地は主としてオーストラリアと南アフリカで、ジルコニアの中にわずか1〜2%含まれるハフニウムを抽出して生産されています。

融点は2222°Cと非常に高く、酸化雰囲気での加熱にも強い事から工業用途としてはプラズマ切断刃先に使われます。また最近では、スマートフォンに使われる半導体チップの次世代材料としての需要が見出されたため、ハフニウム価格は上昇を続けています。

代官山工房では、精製された純ハフニウムを、鍛造加工と切削加工を組み合わせて成形し、指輪に加工しています。

また、独自改良を重ねた鍛造技術により、ハフニウムの指輪の縮小・拡大、どちらのサイズ直しも可能です。(デザインによります)

ハフニウムの指輪の制作例一覧は、こちら




●ジルコニウム  原子番号40 比重6.5 ビッカース硬度190HV 融点1855℃

ジルコニウムは、チタン族元素の1つで、チタンに似た性質を持ち、チタンよりも多彩で美しく発色する性質があります。

大気中で不動態となり、不動態膜が化学的に安定なため、常温では酸やアルカリに不溶で安定しています。この事から錆びず、金属アレルギーの心配もほとんどない上に、硬くて丈夫なので、普段使いで貴金属よりも扱いが楽で、宝飾品に適した素材でもあります。

プラチナやタンタルやハフニウムに比べて、とても軽く、鮮やかな色をデザインに組み入れたい方には、おすすめの金属です。金属の色はハフニウムとタンタルの中間程度。価格はタンタルやハフニウムよりも、若干手頃です。

デメリットとして、長年の着用によって、酸化皮膜が生じて、わずかに薄い黄褐色に変色してしまう性質があります。また美しい発色も表面だけのものなので3年もすると摩耗やキズの重なりによって消えてしまいます。これらは、再研磨・再発色することで元通りにすることが可能です。

鉱物の産地は主としてオーストラリアと南アフリカで、ジルコニアやジルコンとして、酸化物や珪酸塩の形で産出します。地殻存在度は190ppm。

工業用途としては、ジルコニアセラミックは、硬度と靭性を併せ持ち、耐熱性が高い事から、スペースシャトルの断熱材、F1カーのブレーキ、原子炉の容器、人工関節など、過酷な環境で使われる、軽くて丈夫なハイテク素材です。

代官山工房では、精製・還元した金属ジルコニウムを鍛造加工と切削加工を組み合わせて、指輪に加工してます。

代官山工房のジルコニウムの指輪は、独自改良を重ねた鍛造技術により、指輪の縮小・拡大、どちらのサイズ直しも可能です。(デザインにもよります)また、代官山工房では、工程の工夫により、発色加工は無料で行なっています。

ジルコニウムの指輪の制作例一覧は、こちら




●チタン  原子番号22 比重4.5 ビッカース硬度180HV 融点1668℃

軽くて、硬くて丈夫、錆びないので金属アレルギーの心配もいらない素材です。航空機や宇宙ロケットなどに使われています。

多彩な色に発色しますが、ロイヤルブルー以外は色の耐久性が低めです。また、デメリットとして長年の着用によって、茶色っぽい酸化皮膜が付いてしまう性質があります。この着色は研磨をすれば元どおりになりますが、石留め箇所の周辺など磨ききれない部分の着色は取りきれないことがあります。

代官山工房では、機械強度・切削加工性を考慮して、主として純チタン2種を用い(純チタン1種に比べ、純チタン2種のほうが酸素の固溶量が多いため、硬く、ピンッと張りがあります)、鍛造加工と無垢材からの削り出しで、指輪に加工しています。ボリュームの大きなデザインでも、軽く、しかも価格も抑えられるのがチタンの良さでもあります代官山工房のチタンの指輪は、独自改良を重ねた鍛造技術により、指輪の縮小・拡大、どちらのサイズ直しも可能です。(デザインにもよります)

チタンの指輪の制作例一覧は、ちら




●ゴールド・プラチナ

ゴールド(金 原子番号79 比重19.3)とプラチナ(白金 原子番号78 比重21.5)など貴金属も広い意味ではレアメタルの一種です。
代官山工房では、金属アレルギーに配慮して、ゴールドの場合は、なるべく添加元素を減らした22金を、プラチナの場合は、パラジウムフリーのプラチナ900×イリジウム100を、用いる事が多いです。

金属アレルギー対応という点では、タンタルやハフニウムに劣る金やプラチナですが、一方で、金、プラチナでしか出来ないデザインもあります。

それは例えば、石を留める石座作りです。タンタルやハフニウムと違って、溶接が容易な金やプラチナは、リング幅よりも大きな石を留める石座を、リングに後から接合して設けることが可能です。

また、木目金(もくめがね)も、接合が容易な貴金属だからこそできる意匠です。

そして、ずっと変わらない色、も挙げられます。ジルコニウムの発色は表面だけのものなので、磨耗によって色落ちしてしまいますが、ゴールドは、添加する金属の種類と割合をコントロールする事で、イエローゴールド、オレンジゴールド、グリーンゴールド、ピンクゴールド、と鮮やかな色になります。この色は、たとえ表面が磨耗しても、金属そのものの色なので、変わることはありません。

硬度が低く、曲がりやキズに弱い貴金属ですが、代官山工房では強鍛造を施し、極限まで硬度を上げて指輪に加工しています。




●バナジウム・ニオブ・ルテニウム・ロジウム・レニウム

他にも、珍しくて美しい金属の指輪を紹介させていただきます。



*記載の価格は、それぞれ制作当時の実際の価格です。

 貴金属・希少金属は、相場と為替の影響で価格が変動します。
 それに伴って、指輪の価格も変わりますので、ご了承ください。
 詳しくは、お気軽にお問い合わせください。

 また、「新作情報」に掲載の価格が、直近の価格に最も近いので、
 ご参考に、ご覧ください。






素材について、よくあるご質問にお答えします。

Q:レアメタルの指輪は硬くて、骨折したときに切ったりできず、危険だと聞いたのですが。

A:おっしゃっているのは、おそらくタングステンの指輪のことだと思います。タングステンの指輪(炭化タングステン)は、硬度が非常に高く、切断ができないため骨折など緊急時に危険な事もあります。

一方で、タンタルやハフニウム、ジルコニウムなど、当方で扱っているレアメタルは、確かにプラチナと比べれば、2〜3倍近くの硬さがありますが、緊急の際は、ニッパーを使えば男性の握力で充分に切断できる硬さです。




Q:金属アレルギーなのですが、どれを選んだらいいでしょうか?

A:金属アレルギーに悩む方には、タンタルとハフニウムとジルコニウム、この3種類の素材のいずれかをおすすめしています。

金属アレルギーに対する安全性と、耐久性や、使いやすさ、美しさを考えると、この3種類に絞られるからです。お打ち合わせでも、主にこの3種類を実際に見て、触れて、指を通していただいて、お選びいただいております。

違いとしては、主に見た目の違いです。黒いタンタル、白いハフニウム、様々な色になるジルコニウム、という違いがあります。

TOKYO DIAMONDでは、特にタンタルとハフニウムが、金属アレルギーに悩む方に人気の素材ツートップです。この2種類の金属は、金やプラチナに金属アレルギーが発症してしまう非常に過敏な方や、アトピーの方でさえ安心な素材です。その上、素材の質感の良さだけで、年齢を重ねても愛でられるシンプルなデザインに似合うからです。




Q:実物を見てから購入したいのですが、可能ですか?

A:代官山までお越しいただけましたら、タンタル、ハフニウム、ジルコニウム、イリジウムはじめ、22金やイリジウム割プラチナなど、様々な素材やサンプル、素材の組み合わせなどもご覧いただけます。

実際に見て、触れて、指を通して感じていただいて、その上で、制作をご依頼いただけたらと思います。

これだけの種類の素材を見られる指輪のお店は、他にはありませんので、貴重な体験だった、とおっしゃっていただく方も多いです。

お打ち合わせは、土日祝日は混み合うことが多いため、予約をおすすめいたしております。
こちらからご予約ください。

なお、例えば17時半以降など遅めの時間は、土日祝日でも空いていることも比較的多いです。

土日祝日は基本的にお打ち合わせのために時間を確保していますので、なるべく柔軟に調整いたします。お気軽にお問い合わせください。(当日のご連絡の場合はメールや問い合わせフォームよりも、直接お電話いただけましたら幸いです。直通TEL:080-7826-6811)




*現在、たくさんのご注文をいただいておりますので、
 納期はご注文から3ヶ月をいただいております。→ 現在、完成まで約4か月お待ちいただきます。
 ご注文・お問い合わせはお早めにお願いいたします。

*土曜日・日曜日・祝日は、予約枠が埋まりやすいので、お早めにご連絡ください。

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